機能訓練のリハビリとは具体的にどんなことをするの?
- コラム
- 2024/05/20
機能訓練のリハビリは、障害や疾患によって損なわれた身体機能を改善し、日常生活や社会参加を促進するためのプログラムです。
例えば、体を思うように曲げられない、歩けない体を起こせないといった方もいらっしゃいます。
そういった方に対して柔軟性や筋力などの身体機能を改善するための運動プログラムが用意されます。
もし関節の可動域や筋力が低下している場合には、ストレッチや筋力トレーニングを行い、それらを改善します。
次に、機能訓練リハビリの基本となるのが日常生活動作。
例えば、歩行や着替え、食事などの日常生活です。
これらは当たり前のように発生する行動ですから、自分1人でできるようにリハビリを行っていきます。
理学療法士等が体をサポートする形で正しい動きをケアしていきます。
他には補助具の使用による機能訓練リハビリもあります。
また、リハビリは必ずしも体を動かすものだけではありません。
認知機能や感覚機能の訓練も行われます。
例えば、記憶力や集中力を向上させるための課題や、視覚や聴覚の訓練を通じて、日常生活における判断力や意識の向上を図ります。
機能訓練のリハビリは、患者の個々の状況や目標に合わせて行われるため、回復のスピードは個人個人で差がありますので、周りは気にする必要はありません。
周りを気にせず、継続的にリハビリを行うことで患者の身体機能や生活能力が向上し、より良い生活を送ることができるようになります。